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土曜日, 10月 18, 2008

Dress

-Malaysia- (CANON T-90 * FD 50/1.4 * FUJI ASTIA 100F)

華僑の人たちはお葬式のときにその人が好きだったものを紙でつくり、それを燃やして霊を慰めるような習慣があるようです。
もう6~7年前になるでしょうか、当時の私の会社に勤めていた二十歳過ぎたばかりの女性が、当地の風土病にかかり亡くなりました。
その時の彼女の様子がお見舞いの度に変わってゆくことへの悲しみとか、病院の対処に憤慨したこととか、いろいろあったんですがその話はまた別の機会にするとして、彼女が埋葬されたときに一緒にお参りに行ったんです。
お墓の前に結構上手に作られた段ボールのパソコンがあり、不思議に思ってお母さんに尋ねてみると、無くなった彼女はパソコンが大好きだったから、一緒に持ってってもらうんだと。
実はその会社ってITの会社だったんですが、そうだったのか、ご両親が一緒に持ってってもらおうと思うほど好きだったんだなあと、なにやら不思議な気持ちになりましたね。つまり、そういうことに気づかなかった私がなんともお粗末というか。
撮った写真の着物もお盆の時期でしたので、送りに綺麗な衣装をまとって向こうに帰って欲しいという気持ちからなのでしょう。ちょいと派手ですが、こんなの着て帰ればきっと気分も良いかもね。
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